6町目(大さん橋と鶴屋町でクラフトビール)
1月にしては暖かい日だった。
新宿から手土産を持参し、この日は横浜に行くことが決まっていた。
さて土産は何にしようか。
バスタが出来てから南口に様々な人たちが今まで以上に行き交う様になっていた。
NEWoManのトイレが凄くきれいだったこともあり、
きっとここでなら素敵な土産の1つ2つもあることだろうと少し散策。
人も多く電車の時間も差し迫ったこの状況で果たしていいものがあるのか。
・・・なかった。
いや、厳密には探し出すことが出来なかった。
どのお店も美味しそうすぎて決めることは出来なかった。
2号と一緒に湘南新宿ラインを目指すと良い匂いが。
バターの匂い。
めっちゃ美味しそうなフィナンシェがあった。
名はバターバトラーというらしい。
お姉さんが試食させてくれたがこれが滅茶苦茶うまい。
8個入を即買い。
無事に土産も手に入れたのでそのまま40分の小旅行。
ボックス席でビールでも飲もうかと思ったがこれからの事を考え却下。
それから4時間。我々はお土産を渡して美味しい美味しい中華料理をご馳走になったのだった。
暖かい夜だった。
いつもなら寒い寒いと言うはずの2号がニコニコしている。
横浜は横浜っぽい。
東京とは違うんだぜって神奈川全体から聞こえてくる。
特に横浜は。
かくいう1号も神奈川生まれ。
今となってはそんな気も無いが2号からするとまだまだ残ってるらしい。
じゃー横浜らしいとこでも行こうかなとフラフラ歩く。
やっぱ海が良いんじゃね?とか言いながら。
日本大通りの方に行きジャックカフェの前を通りかかる。
昔はここの下でライブとかやっていて、
パイルドライバーやヒップホップのイベントを見た記憶が蘇る。
そうこうすると大さん橋が見えてくる。
奥に広場みたいなのが在ってデートにはぴったりだなーなんてゲラゲラ笑うぽんこつ我等。
おや。
何やら騒がしく我々を呼び込むかのような光が。
クラフトビールのお祭りだ。
入場料を払えば20のブリュワリーのビールを1杯300円から飲めるらしい。
我々にとってビールを飲むことは呼吸と同義。
入場しない理由はない。
すでに格付けが決まっておりランキングが貼り出されていた。
お金は少ない我々にとってはなんと素敵な情報だろうか。
まずは喉乾いたんでピルスナー2位とIPA4位から頂くことに。
残念なことに1位は時間も遅く売り切れていた。
意外と歩いていたのでスーッと喉を通る。
飯はたらふく食っていたのでつまみはいらない、このままどんどん制覇していく事に。
レモンで作ったビールは期待していたIPA並みの苦さに柑橘の爽やかさとは違っていて少し残念だった。
2号はウィート系を飲みたくなったらしく1位のウィートを。
さっぱりでもウィートビールの感じはしっかりでこれはヤバイうまい。
会場内が暑くなったら外にでて海風を浴びながら飲む事も可能。
なんとも気持ちがよく、寒くなったらまた中へ。
海外の方も非常に多く全体の二割くらいは外人だったんじゃないかと思う。
物販を眺めていると会場中央から歓声が聴こえてきた。
なにかと振り向いたらポールダンスが始まった。
司会の人間もアナウンスしてるしスケジュールに組み込まれていたのだろう。
しかし何故ポールダンス。
なんて考える事はなく1号は楽しそうにお姉さんを応援した。
細い目をした2号の提案でここから先は荷物持ちと全ての支払いを任されたのは言うまでもない。
とにかく飲んだ。
宴もたけなわってことでそろそろ帰ろうとした時に、すれ違いにブラックフラッグモチーフのTシャツ着たお姉さんが。
スラッシュゾーンと書いてありめっちゃ気になるも話しかけられず。
2006年からやっているらしい。
その頃は神奈川住んでたし知らなかったーー!
近くに楽しそうなお店があって即断即決ができない程に錆びついてはいない。
千鳥足で青いトンネルを抜けて鶴屋町に向かうことにした。
鶴屋町には面白い飲み屋横丁があったり何度か足を踏み入れた事があるものの詳しくはない。
いかした佇まい。
www.beerdrinkinginternational.com
そこには完璧な空間が準備されていた。
入ると去年来日してたアティチュードアジャストメントのツアーTシャツが吊るされていてストーナーロックが鳴り響く。
壁一面にはマーシャルのアンプと80年代のUSハードコアのフライヤーがびっしと貼られていた。
モヒカンの外人と友達が10人くらい。
あとは常連ぽそうな人とサラリーマン。
メニューはビールだけ。
SPEEDKILLS....いちいち名前がいかしてる。
モニターからは多分SLEEPのドキュメンタリーっぽいDVDが流れていた。
酔っ払ってて記憶が曖昧だが字幕に一曲52分の作品をレーベルが受け入れなかったって書いてあったから多分あの頭おかしいレコード「エルサレム」のことだと思う。
1号は割りとスリープとかボングジラとか好きなので良いなーと思いつつも2号はストーナーやドゥームメタルは苦手。
苦手のはずだがこのお店は雰囲気も良くなんと今日は気にならないらしい。
音楽性云々の前にやはりビジュアルがね、インパクトありますからね。
2号からすると究極に臭い雰囲気で嫌らしい。
まぁ分からないことはない。
Sleep The Clarity/Dragonaut 8/28/2014 Chicago
ドネーションでのフリースナックはナッツと煎餅みたいなやつのまじった感じ。
とりあえずオーダー。
コースターはバッドブレインズでグラスはDRIって素敵。
で、肝心の味はビックリするくらい美味しかった。
ビールフェスのも美味しかったけどダントツだった。
やっぱプラコップよりパイントグラスでガツーンと飲むのが我々は好きなんだと、再確認をしながら美味しく飲む。
スタウトが美味しくてアイルランドで飲んだ味がした。
IPAも飲みやすくも苦味がしっかりしていてとても美味しい。
Tシャツの事を店員さんに尋ねると
『もう作らないんじゃないですかねー足しげく通って下さい。』
なんとまた来たくなる様な事を言われてしまった。
横浜なんとか都合つけまっす!
写真はこの後何も取っていない。
どうやって帰ったのかもあやふやだけど何とか都内に戻れた。
翌日二人でなかなか起きられなかった。
【本日の出費】
詳細不明。財布から10000円が消えていた。