A FAT WRECK
「あと30分もあるから落ち着いて飲めば?w」
2号はソワソワする1号にそう言った。
最近のクラフトビール専門店に比べると、目移りすることはあんまり無いけどTAPが美味しいので1杯だけ飲んで行くには最適なパブ。
30分程度、渋谷で時間潰す際にはここに行くことが多い。
ここのパブは限定が多くて1樽とか1ケースとかの小ロットで限定ビールを入荷しているので偶に飲んだことない銘柄があったりして飽きることの無いパブだ。
俺は1樽限定の言葉に惹かれてブライトンペールエールを。
2号はよなよなエールを。
ブライトンはグレープフルーツの香りと苦味が効いていてめっちゃ美味しかった。
この日はとにかくスルスルビールが入っていく。
何故か。
A FAT WRECK
我々が大好きなレコードレーベルのドキュメンタリー映画が渋谷ヒューマックスでやるからである。
はやる気持を抑えながら21:00を待つふたり。
ビールも飲み終えいざ映画館へ。
コンビニで缶ビール買って会場でも瓶ビール買って、カタログやTシャツにパーカーなど映画オリジナルのデザインのグッズを求めた行列を横目に座席へ。
なにやら公開初日ということでトークイベントがあるらしい。
TOTALFATのボーカルと、ここのレーベルの人らしい。
2人がFATへの想いを語っている。
みんな思い想いの一曲を頭の中で選んでいたに違いない。
けど、あれは映画見終わって友達と何のタイトルが1番良いかを酒飲んで言い合う方が絶対に楽しいと思う。(実際、我々も大いに話した、帰りに深夜のもつ焼き屋で。)
映画を早く観たいなー。
そんなこんなで始まりましたよ本編が。
メロコア全盛期はインタビューとか雑誌でよく読んでいたけど、
何も変わっていなかった。
とっても良かった。
バッドブレインズのドキュメンタリーのほうが映画としては面白かった。
それもそのはず監督は今作がデビュー作。けど、それもパンク。初期衝動。
FAT愛に溢れた素敵な映画だった。
たぶん、みんな同じ感想だったと思う。
「俺(私)の方が絶対にFATのことが好き!!!」