恋のヒートウェーブ

カバー曲。

オリジナルが1番ってのが持論なんだけど、世の中には素敵なカバーで溢れかえっている。

中には好きじゃないって人もいるだろう。気持ちは分かる。

全く好みではない何故、こんなアレンジを……っていうのがあるのも事実。

ただ、1曲だけ（俺的に）誰がやっても最高にテンションがあがる素晴らしい曲がある。

それが【Heatwave】なのだ。とにかく初めての出会いが鮮烈だった。

少し昔の話になるが、中学3年～初めての旅をする少し前くらいまで良く通ったレコ屋があった。

名前をMICKEY ROOM RECORDという筋金入りのパンク/ハードコアレコードショップだ。（レゲエやR&Bの7'も少しある）

このミッキールームは俺の知る限りではHPなどがなく、今はなきDOLLに広告を出しているだけで存続している素敵なレコ屋だ。

ちなみに7SECONDSの名曲の歌詞を引用したMICKEY ROOM Tシャツは俺と共にアジアを駆け巡った。（↓大音量で聴くと良い）

当時のミッキールームは横浜駅から歩いて5分くらいの位置にある、1階が郵便局で2階3階が古着屋、60年代のロック専門レコード屋、ファッションヘルスが入っているのマンションの3階の1室にひっそりと佇んでいた。

その後移転するのだが、まさかの隣のマンション（同じように古着屋やファッションヘルスがある分け分からないマンション）の6階だか7階という超近距離の移転で笑った。

前置きが長くなったが、そんな純度100％のパンクレコード屋のカウンターにショッキングピンクの12インチが置いてあった。スクーターズという昔のバンドらしい。

派手な色が好きな俺は早くも興味津々で、どんなバンドか尋ねてみると『モータウン系だよ』と教えてくれた。

モータウンが分からなかった俺は、勝手にモーターヘッド系なんだと解釈した。

店内で試聴させてもらうと、目が点になった。

女ボーカルだし全然ハードコアじゃないじゃん。

ふざけんな、こんなん買うか！と思っていたのに腰が動く。

踊れるじゃねーか畜生と思いパンクとスカ以外の音楽を初めて買った。

しかも12インチと編集盤の2枚を。

帰りにレコファン（もうない）に寄るとJAMのセッティング・サンズが100円で売られていたので即行で買った。

家に帰ってスクーターズを聴く。とっても良かった。

続いてJAM。1stとはかけ離れてるけど一曲目から凄い良かった。

聴き進めていくと聴き覚えのあるメロディが流れて笑った。

さっきまで聴いてたスクーターズと同じ曲だ！

これが全ての始まりだった。

くそカッケー！！

その後調べるとかなりのアーティストがカバーしていることが分かり、色々と聴き漁るようになる。

くそカッケー！！！

ここ何年かで1番露出のあるヒートウェーブ

ボス

ラーナーズ

で、オリジナル。 

誰がやっても最高に踊れる名曲。

それがHeatwave。