今日の1枚『CUATRO VARAS/EL CUATRO』(2019)
結成は2004年ごろらしいので、15年くらいのキャリア。
誰でもどこでも楽しめるイージーリスニングをコンセプトにしているトロンボーン4人、パーカッション2人、ギター。あとはゲストで活動というスタイルのアルゼンチンのスカ、ボサノバ、クンビア、ファンク、ジャズとかそこらへんのごった煮バンド。
4作目。多分。
トラックリスト
1 A Las Varas
2 Sabor a Miel
3 I Want you Back(ジャクソン5)
4 Cinema Paradiso(ニューシネマパラダイス)
5 Desafinado(アントニオ・カルロス・ジョビン)
6 Son of a Preacher Man(ダスティ・スプリングフィールド)
7 Part Time Lover(スティービー・ワンダー)
8 Master Blaster "Jamming"(スティービー・ワンダー)
9 Tardes con Vito
10 Baby I Love You(アレサ・フランクリン)
11 Love Never Felt so Good(マイケル・ジャクソン)
12 Don't Stop 'till you Get Enough(マイケル・ジャクソン)
13 McGyver Theme(冒険野郎マクガイバー)
14 My One and Only Love(本家がだれか分からん。)
トロンボーン4本あるだけにかなりプーパープーパーと鳴り響いて気持ちが良い。
他の作品は聴いたことが無いのでいつもこのスタイルなのかは不明だが、基本インストでカバーが多い。
T1は浮遊感漂う腰振りオシャレ南米ジャズって感じの良い曲。シンセが古臭いんだけどそれが南米っぽい。リバーブ掛かってるのか4本で人力なのかは良く分からん。オリジナル曲なのかなぁ。
T2はどっかで聴いたことあるんだけど、わからん。この曲名だと有名な曲があるんだけど、なんか違う。まぬけな感じのボッサ。
T3はおなじみすぎて、甲子園とかにこのままで出ても良いんじゃない?地方大会。勢いはなく、超かわいい感じ。俺は好き。
T4ものんきで素晴らしい。アルフレードをマラドーナが演じてる感じ。デブってて、調子が良すぎる感じでね。
T5アルゼンチンとブラジル。サッカーは拮抗してるんだけど、クンビアよりもボサノバの方が俺は好きで、こいつらもきっとそうなんだと思う。スーパーブラジルパワー。
T6は女性ボーカルがゲスト参加されている。ちょっと誰だか分からなかったのだけど、パワフルでこぶしの聴いた歌声でソウルフルに歌い上げていて良い。原曲よりパワフルで、たぶんアルゼンチンの不良。
なんか久々に聴いたスティービー・ワンダーだけど、ギターが演歌入っちゃってるT7。エモい曲なんだけど、トロンボーンだから可愛く聴こえる。
T8もまさかのスティービー・ワンダー。連続かい。オルガンが良い感じでスカっぽさがかなり強い。そして急に強気になってくるベース。
一番良い曲だと思ったT9は俺の無知が悔やまれる。カバーなのかどうか不明。聴いたことある気がすると言えばあるんだけど、ないっちゃない。ギターが真面目に弾き倒していて演歌感がない。やりゃ出来るんだよ。
T10はプリーチャーマンと同じボーカルが歌っていると思う。アレサ・フランクリンとプロレスしたらこのボーカルが勝てそうな気がする。これも非常に良い。
T11,12とマイケルを連続で。ていうかT3で幼少期だから3曲も入っている。別に何曲カバーしても良いと思うんだけど、ばらけても良いんじゃない?曲は当然良いでっす。
T13冒険野郎マクガイバー......名前は知ってるけど、全然分からん。爆発とかする感じの80年代のTVドラマ。アルゼンチンで放送してたんだろうな、80年代のアルゼンチンなんてイギリスと戦争してたし、きっとこれくらいしか娯楽がなくてなんかそう思うとポップなこのテーマ曲も泣けてきたよ俺。イントロの物悲しさから始まるがポップでぶつ切りのベースに演歌ギターが泣き80年代ぽいアレンジが素敵。
シナトラ、エラ・フィッツジェラルド、オスカー・ピーターソン、最近だとボブ・ディランなんかがカバーしているT14はボサノバ、スカっぽく緩くのんびりとカバーしてるんだけど、ギターがやっぱ演歌で多分テイチク所属。
結構楽しめたアルバムでっした。
有意義な時間よ、うはは。
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