新婚旅行
新婚旅行。
気が向いたらフラフラしてるんで別に何の旅行でも構わないんだけど、新婚って良い響きだな。
何か特別な感が響きがするぜ。
我々の新婚旅行は台湾だった。
特別な響きのせいなのか記憶にも記録にも残る旅行であった。
初日に近年稀にみる大型台風が直撃し、台北には夜中に到着してそのまま夜中のバスで台中まで向かい深夜3時ごろにチェックインした。
次の日は有名な粥やなんかワンタンみたいなのを食べてそそくさと台南へ向かう。
台南に到着すると、長距離バスをだだっぴろい駐車場で降ろされ、まさにその瞬間豪雨に見舞われ、死ぬ気で台南駅近くのゲストハウスに向かう。
翌朝は有名な牡蠣の粥を食べに行き、道中とんでもない勢力の台風に寄ってなぎ倒された木々たちを横目に酒を飲み、飯を食い、夜市を堪能し、また台北に戻り三日三晩飲んで歌い飲茶を食い漁るという楽しいものだった。
時は流れ3日前。幼なじみが新婚旅行で日本を訪れていた。
突然の連絡だったが、当然の様に暇であったため約10年ぶりの再会を祝いつつ2号を紹介し飲みに飲んだ。夕方に代々木公園でビールとスパークリングワインを飲み、宇田川でクラフトビールを飲み、駅まで成田エクスプレスの予約をし、焼き鳥や餃子、カラオケなどを楽しんで夜中の0時過ぎに解散した。
友人夫妻も我々も実に楽しい時間だったのだが、思った以上に思い出話が出てこなかった。
10年会ってなかった上に、さらにその過去を思い出そうにも断片的なことしか思い出せず、結局今の話やこれからの話をたくさんした。
ほとんどがくだらないことだったが、話すネタ話すネタが新鮮な話ばかりでクソ面白かった。
それに引き換え、良く遊ぶ面子だと10回に1回くらいで同じ話が出ることがある。
みんな忙しくて話が被るのはあることなのかもしれないが、何か不思議な気持ちになった。
とりあえず旅行にまた行きたい!って言うことと、友達夫婦も日本を大変楽しんでいたそうで良かった良かった。
ちなみに新婚旅行というものは奥さんの要望を存分に取り入れ尚且つ完璧に遂行をした上で、基本的な進行や旅行プランを旦那の好き勝手にすると丸く収まる。(当社比)